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平成15年全日本柔道選手権大会の予想と組合せ表

平成15年の全日本選手権大会は、井上康生(推薦24−総合警備保障)の3連覇か?今年の嘉納杯・フランス国際100Kg超級を制し波に乗る棟田康幸(推薦22−警視庁)が昨年の雪辱を果たし、王座を奪うのか?はたまた、昨年、出場を辞退し、今年は、この試合を最後に引退する決意で近畿予選を勝ち上がった篠原信一(近畿30−天理大教)がベテランの意地を見せつけるのか?見所の多い大会となった。

今大会は、上記3名を脅かす選手も数多く出場する。100Kg超級の強化選手で九州代表の高橋宏明(九州26−旭化成)は、嘉納杯決勝で惜しくも棟田に敗れたものの肉迫しており、伏兵の1番手といえよう。激戦区、東京を素晴らしい内容で勝ち上がった鈴木桂治(東京22−平成管財)も嘉納杯とフランス国際100Kg級で優勝を果たしており、初出場ながら十分優勝を狙える力を持っている。また、昨年3位 の大村昌宏(東海24−了徳寺学園)、関東を制した生田秀和(関東24−綜合警備保障)、近畿2位 の村元辰寛(近畿26−旭化成)等も上位進出を狙っており、予断を許さない相手と言えよう。

3月28日に抽選会が行なわれ別記の組合わせが決定した。
1回戦から、90Kg級若手の雄、泉浩(東京20−明治大学) 対 篠原信一(近畿30−天理大教)、鈴木桂治(東京22−平成管財) 対 生田秀和(関東24−綜合警備保障)、井上康生(推薦24−総合警備保障) 対 村元辰寛(近畿26−旭化成)といった好カードが組まれており、間違いなく序盤戦から目が離せない展開となるだろう。

この大会で、9月に大阪で行なわれる世界柔道選手権大会の無差別代表が選考される。昨年一昨年とこの大会を連覇し、昨年はアジア大会無差別でもオール一本勝で優勝している井上康生選手、この大会を制して3連覇を成し遂げると伴に、世界選手権無差別代表の座を奪取し、本当の意味での世界一を目指す足掛かりを掴めるのか?決して見逃すことはできない。

講道館 M. M.